但馬牛のいる風景
About Deli Tajima

複数の但馬牛
正面の但馬牛

日本のブランドビーフの“お母さん”、但馬牛。

食べる。つながる。応援する。

但馬で生まれた牛たちが、それぞれの土地で黒毛和牛として食されています。

今、そんな但馬牛を愛し育てる農家が、若い力を求めています。 「後を継ぎたい」「繁殖・育牛を始めたい」そんな声が増えるよう、もっと但馬牛のことを知ってほしいとの想いから、このプロジェクトは始まりました。 但馬牛を食べることで生産者とのご縁がつながり、交流を育むことが、生産者、ひいては後継者育成の応援になる仕組みです。

おいしさを楽しむことは、日本の農家を守ること。 季節ごとにお手元に届く、但馬の味がその一端を担えたら、このうえなくしあわせです。

但馬のおいしいものは 美しい空気、清らかな水、豊かな大地でできている

緑が広がる草原で、おだやかに草をはむ牛たち。 途切れることのない山々を目にしながら、車を北へ走らせた先に広がるのは日本海。

兵庫県北部に位置する但馬は、国立公園や県立自然公園も数多い、自然豊かな地域です。 各地で良質な温泉が湧く、国内有数の湯どころでもあります。 また、絶滅したコウノトリの野生復帰活動により、いま再び、但馬の空を舞うコウノトリにも出会えます。

そんな山・川・海に恵まれた環境のもと、多くの生産者が様々な食材を育て、私たちの暮らしを支えています。 中でも、独自の生産システムが「日本農業遺産」に認定され、すぐれた肉質とおいしさを誇る但馬牛。 肉本来のやさしい甘みと口の中に広がる上品な香り、とろけるような食感で、但馬地域の「宝」と呼ばれています。

但馬のまち

FARMERS

生産農家の紹介

  • 垣牧場

    代表 垣 幸司さん 

    垣牧場

    垣さんは南あわじ市で、繁殖牛100頭、肥育牛200頭の一環経営で自家産の全ての牛を自ら販売しています。但馬牛のなかでも特に血統にこだわっており、美味しさのバラツキの少なさに加え「牛肉の味、香りの良さ」は多くの購買者に定評があります。垣牧場の但馬牛は地元でも人気で、地元以外の人はなかなか手に入れることができません。この美味しさを広く多くの人に知ってもらいたいです・・・
    写真でも人柄がでてるように、垣さんご夫婦はとても素敵なご夫婦です。口数は多くないですが、優しさあふれるご主人さん。とても明るく気さくな奥さん。取材に行かせてもらって、とても温かい気持ちになりました。

    〒656-0332
    兵庫県南あわじ市湊1175
    TEL : 0799-38-0228

  • 丹波田中畜産株式会社

    代表 田中久工さん

    丹波田中畜産株式会社

    田中久工(きゅうこう)さんは、父と共に畜産業を営み、兄が精肉店、本人の奥さんが焼肉レストランを営む、一家で但馬牛に関わる仕事をする兵庫県でもめずらしい畜産農家です。
     繁殖雌牛100頭、肥育牛200頭を飼育する大規模一貫経営で、生産する牛肉の品質は非常に高く、成績は県下トップクラスです。兵庫県で最も大きな牛の品評会である「兵庫県畜産共進会」では上位入賞の常連で、過去5度チャンピオンに輝いています。5度目のチャンピオン牛は、昨年開催された第103回兵庫県畜産共進会において過去最高額の1,200万円で落札されました。
    牛に与える粗飼料(草)は、国産にこだわり、決して妥協しません。生産された牛肉は、兄が経営する精肉店(肉の文)が全て取扱い、さらに奥さんが経営する焼肉レストラン(牛屋たなか)でお客様に提供されます。生産から消費までの全てが見える消費者には大変安心でとても嬉しい牛肉です。

    〒669-2205
    兵庫県丹波篠山市網掛403番地2
    TEL : 079-594-2919

  • 肉の東門・東門畜産

    代表 東門昭喜さん

    肉の東門・東門畜産

    東門昭喜(とうもん あきよし)さんは父の代から畜産業と但馬牛を販売する老舗精肉店の代表です。前回紹介した田中久工(きゅうこう)さんと同じ、丹波篠山市で自らが育てた但馬牛を仕入れ、切り分けて販売する町のお肉屋さんです。実は田中久工(きゅうこう)さんとは幼なじみ。お互い切磋琢磨しながら、地域ブランド牛「丹波篠山牛(但馬牛)」を盛り上げています。
     兵庫県で最も大きな牛の品評会である「兵庫県畜産共進会」では上位入賞の常連で、こちらでも田中久工(きゅうこう)さんと肩を並べる存在です。また、5年に一度開催される全国但馬牛枝肉共進会では、前回大会で全体の3位にあたる最優秀賞二席を受賞するなど、兵庫県を代表する優良生産者の一人です。
    祖父の代から営むお肉屋さんだけあって、地元のお客さんからの指示は高い。豊かな自然の恵みに育まれた農畜産物を食する丹波篠山市の人々は、米と牛肉には特にうるさい。そんな舌が肥えた地元の方が「おいしい」とお墨付きを与え続けているのが「肉の東門」です。
    最近では、焼豚はもちろん、神戸ビーフのハンバーグや珍しいのは神戸ビーフのベーコンが人気です。今回は、なかなか知り得ない「肉の東門」の味をご堪能いただきます。

    〒669-2334
    兵庫県丹波篠山市西新町182
    TEL : 079-552-2914

  • 長瀬牧場

    代表 長瀬五一さん

    長瀬牧場

    長瀬牧場さんは、「繁殖」と「肥育」の一貫経営を行っている畜産農家です。
    「至宝蔓牛」という言葉を掲げており、但馬牛の礎となった種雄牛の生産者で有名な長瀬さんは、但馬牛の中でも特に血統にこだわっています。
    また、屠畜月齢は牛肉の脂肪の質に大きく影響を及ぼしますが、長瀬牧場さんでは一般の肥育期間よりも1〜2ヶ月ほど長く肥育しているため、口溶けや舌触りの良い上質な脂を提供しております。
    口に入れてお肉を噛むと、ほろっと甘味と香りが広がり、やさしい食感となっています。

    毎年開催される「兵庫県畜産共進会(兵庫県内の和牛コンテスト)」では、種牛の部、肉牛の部、いづれも上位入賞の常連農家さんです。

    日本の有名なブランド牛の原点となる但馬牛のこだわり抜いた美味しさを、ぜひご賞味ください。

    〒667-1351
    兵庫県美方郡香美町村岡区丸味671
    TEL : 0796-95-0556

  • 株式会社上田畜産

    代表取締役社長上田伸也さん

    株式会社上田畜産

    上田畜産さんは、「繁殖」と「肥育」の一貫生産をおこなう畜産農家です。そして、上田畜産さんは食品安全や環境保全などに取組む農場に与えられる「JGAP認証」を取得しています。実際、私どもデリたじまスタッフで見学に行かせてもらった際には、見学者用のキャップ、服、シューズカバーを着用し場内を見学しました。農場内はとてもきれいに掃除され、神経質な但馬牛さんも快適に過ごされている様子がうかがえました。更に驚いたのは餌へのこだわりです。人も添加物を多く含む食べ物を食べ過ぎたり、栄養過多になりすぎると健康状態が悪くなりますよね。牛さんも同じです。上田畜産さんは、コストはかさみますが、牛さんの健康状態を一番に考えて、そば・ごま・あわなど天然素材を中心とした餌「セサミフィールド」を独自で配合し与えているそうです。また、夏には広い牧場で放牧もされているそうです。
    自分たちが惜しみなく愛情を注いだ牛のお肉、おいしく余すところなく食べて欲しい・・・そんな強い想いにとても共感しました。
    また、コロナが落ち着いたら、会員様と一緒に見学に行かせてもらいたい農場さんです。
    上田畜産さんでは、そんなこだわり抜いた究極の但馬牛を独自のブランド牛「但馬玄(たじまぐろ)」と命名し提供されています。
    是非とも一度ご賞味ください。

    〒667-1511
    兵庫県美方郡香美町小代区神水738
    TEL : 0796-97-2929